土成探検記

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<<   作成日時 : 2008/06/14 10:51   >>

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林大城画像

林大城(別名:金華山城) : 2008年4月

【城の概要】
 小笠原氏の本拠地で、常の城館井川城から東方約4kmにあり、大城と小城は大嵩崎を挟んで連立形馬蹄形の城である。 大城は筑摩山地の西側に突き出た尾根に構築され、北側の尾根裾を薄川が洗い、南側は眼下の大嵩崎集落へ急傾斜で落ち込んでいる。 標高846m、北の薄川端の集落との比高約200mで、城域は東西900m、南北200mとされ、山頂から西北に延びる尾根筋全体にわたる。 主郭は周囲に土塁をめぐらし、一部に石垣を設けている。 土塁の高さ3mほどで上部の幅は1〜2m余りである。 主郭の西方下段にU郭があり、その間に堀切と竪堀を設け、U郭下の帯郭に林道が入り込み、その帯郭の西側に土塁・堀切・竪堀がある。 そこから尾根先まで小郭群が続き、反対に主郭の後方、南尾根も東尾根も、堀切とそれから延びる竪堀を複数重ねて防御している。

【城の歴史】
 この城が何時頃築城されたかは定かでなく、武田信玄によって小笠原氏が松本平を追われて廃城になったことだけしか分からない。画像

【探検記】
 林小城から薄川に出て、先程の徒歩の登城口から東へ1q先の川久保橋の所を右折して、林城への標識にそって行くと橋倉公民館近くから城址まで林道が続いている。 途中から未舗装道になり、車はかなり揺れるがU郭下の駐車スペースまで登ることが出来る。 駐車場に城址碑と案内板があり、その上がU郭で、立派な石段が付いている。 U郭には大きな東屋が建って、観光地としての体裁を持っている。 主郭はU郭から数m高い所に見えるが、その手前にU郭の土塁と言われる高まりがある。 登って行くとその先に堀切と竪堀が見られ、守りを固めているが、小城の様に主郭に石垣はなさそうだ。 

 堀切の土橋を渡って行った主郭は周囲を土塁が巡り、かなり広い空間で小笠原氏の本城の風格がある。 土塁の内側に石垣の積まれている部分がある。 主郭の周囲は帯郭が巻き結構幅がある。 主郭の南側背後に後郭と呼ばれる曲輪があり、その先にも堀切・竪堀が見える。 その先は途中で引返してきてしまったので詳細は判らない。 U郭の下、帯郭の西側は土塁が積まれ、その先に堀切・竪堀を設け、そこから尾根の先端まで小郭群と堀切で防御している。 大城は規模も大きく信濃守護の本拠地として存在感はあるが、オーソドックスで桐原城や林小城の様な驚きはない。 (写真上:主郭、中:U郭から主郭を、下:後郭背後の堀切)画像

林大(はやしおお)城 : 松本市里山辺金華山 【城址地図】  【地形図】


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